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人工透析とは

人工透析とは、腎不全を患った患者が尿毒症になるのを防止するために、腎臓の機能を人工的な手段で行う医療行為で、「透析」とも呼ばれています。血液の「老廃物除去」「電解質維持」「水分量維持」を腎臓に代わり行います。日本は腎不全を解決する腎移植が普及していないため、2018年末現在で約34万人の透析患者がいます。透析患者総数は年々増加しており、透析患者の高齢化が課題として挙げられています。

腎機能が低下する原因としては、免疫系の異常や薬に対するアレルギー、高血圧、糖尿病などの慢性腎不全や、出血や急激な血圧低下、感染症、熱傷に伴う脱水などの急性腎不全の複数の因子があげられ、疾患の種別も原因別に細かく分類されています。慢性腎不全を含め透析治療が必要になる腎機能疾患全般を総称して慢性腎臓病と言われています。